外国人のようなシャープな鼻尖(大きな変化)を望む場合、鼻尖がかなり低く上を向いているなど重度の短鼻に対しては、ご自身の組織である耳介軟骨を、鼻中隔に移植する鼻中隔延長術を行ないます。
軽度の短鼻、重度の短鼻それぞれの手術方法のご説明です。
短鼻の程度がごく軽い場合、鼻尖の高さがほんの少し足りない場合には、鼻尖部に耳介軟骨を移植します。
耳介軟骨の厚みは平均1枚約1mmですので、通常2~4枚を重ねて縫合し、厚みを出します。耳介軟骨はやや硬いため、鼻尖に移植した場合、その輪郭が出やすいという欠点があります。したがって、一番表面側の軟骨は粉砕するのがコツとなります。
鼻尖部の皮膚は厚く固いため、移植した軟骨の厚みがそのまま反映されるわけではありません。この方法では実際には最大2~3mm突出させるのが限界です。


耳介軟骨をφ5~8mmとして
2~4枚重ねに細工

これにより上を向いていた
鼻尖も下方向を向き、
シャープな印象になります。

耳から軟骨を採取します。

両側の鼻孔縁切開を行い
通常の皮下剥離を行う
columella strutの先端
に耳介軟骨を移植します
両側鼻翼軟骨内側脚の間
に約20×5mmの耳介軟骨
を支柱の役割として移植し
縫合します
また、鼻翼軟骨の支持力が弱い場合、最低でも2mm以上の変化を希望される場合には、左右の鼻翼軟骨内側脚に耳介軟骨を移植(columella strut)して支持力を高める必要があります。
鼻中隔延長

(1)鼻尖を高くする方向

(2)鼻尖を下向きに降ろす方向

(3)鼻柱を下向きに降ろす方向
外国人のようなシャープな鼻尖(大きな変化)を望む場合、鼻尖がかなり低く上を向いているなど重度の短鼻に対しては、ご自身の組織である耳介軟骨を、鼻中隔に移植する鼻中隔延長術を行ないます。
鼻中隔延長術は、延長方向として(1)鼻尖を高くする方向、(2)鼻尖を下向きに降ろす方向、(3)鼻柱を下向きに降ろす方向などさまざまなヴァリエーションがあります。鼻尖の長さ、角度、幅を自由に決められ、美しい鼻の形態を実現する鼻中隔延長術は、鼻の構造自体を改善する“構造鼻形成術”です。
この手術によって、日本人に多い上向きの丸い鼻尖の悩みは完全に解消されることになりました。鼻の構造自体を改善する術式ですから、生涯にわたって安定した結果が得られます。